貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い《MUMEI》
所)
間違いなくあるでしょう。オーナーが拍手して誉めに来るって滅多にないもん。
次回もゴールデンタイムでしょ。
茜)
(それって私の歌をフォークソング部が歌ってくれるのと同じ気持ちなのかも知れない。
大切にしているものを私も大切にしてあげたい。)
ありがとう。私なんかでよかったら喜んで着させてもらいます。
舞)
じゃ、メールで茜さんのサイズと次回の日にちを教えてください。ヤッター。
自分が作った服を着て歌っている場面を想像するだけでなんか感動してしまう。うれしー。
所)
オーナーの演奏も終わったし、さー、帰ろうか。でも茜って得だよな。
フォークソング部の連中もオーナーも茜のこと気に入ってるし、
女の子は衣装作ってくれるって言うしさ、いいよな〜。
茜)
あ、占い師のオバサンに今日のこと話したいな。
――あなたは多くの人に守られて大切にされていく手相をしているんだから・・。――
オバサン、多くの人から大切にされても私、本当にいいんですよね。
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