《MUMEI》

いつもなら
すぐに目覚めることが
出来た。


なのに
今回は…


「あなたの望む物は何ですか?」


優しい女の人の声が
聞こえた…。


「僕の望む物?それより、あなたは何処にいるんですか?」


僕は声が出ていた。


「さて私は今、何処にいるんでしょう。でも確かなことは、私は無の存在。」


「無の存在…。」


さっぱり
分からない…

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