貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》

本屋で

舞)
ネェ、この服なんかはどう?

彼)
どうかなー、俺はこっちの方が好きだけどね。

舞)
私、つくってあげようか?

彼)
いいよ、そんなのわざわざ作らなくて。

舞)
作らせてよ!ここの色すこし濃い色にしたら、絶対に似合うよ!いいでしょ!
この本、買って帰るね。

彼)
別にどっちでもいいけど・・。


舞)
できたの。着てみて!

彼)
へ〜、買ってきたみたいじゃん、これ。本当に作ったの?

舞)
うん。

彼)
すごいじゃん!

舞)
これに合うジャケットも作ってみたいなー。

彼)
ジャケットまで作ろうとしてるの?

舞)
うん。でも作り方がわからないところもあって・・。

彼)
無理して作ってくれなくていいけどさ、どうしても作りたいんだったら、そんな学校でも行けば。

舞)
行ったらズボンも作ってあげられると思う!もっといっぱい作ってあげたい!嫌?

彼)
嫌じゃないけど・・。まー、思ったより作るのうまいし、いいんじゃない。
お前、他にこれっていう取り柄ないしなー。

舞)
じゃ、なんか少しだけ学校みたいなの適当に探して行ってみようかな・・!!

彼)
行くのはいいけど、途中でできないって辞めるなよ。

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