《MUMEI》

1週間が経ち、羅稟の容態はすごく悪くなっていた。


呼吸は乱れ、顔色が悪く。


体中、氷のようにとても冷たい。


ずっと触っていたら、こっちが凍ってしまうくらい…。


「兄さん…、私死ぬんだよね…?」


羅稟は呼吸を乱しながら言った。


「そんなことないだろ!!」


俺は羅稟の手を強く握った。

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