《MUMEI》 光が止み、魔法陣の上に目を瞑った少年らしき人物が立っていた。 「羅稟?」 俺は恐る恐る呼んでみた。 少年は、目を開けた。 少年の目は、赤色と紫色だった。 「羅稟?羅稟なのか?」 少年は何も言わなかった。 俺は少年を羅稟と思い、優しく接していった。 しかし、少年は喋らなかった。 前へ |次へ |
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