《MUMEI》

光が止み、魔法陣の上に目を瞑った少年らしき人物が立っていた。


「羅稟?」


俺は恐る恐る呼んでみた。


少年は、目を開けた。


少年の目は、赤色と紫色だった。


「羅稟?羅稟なのか?」


少年は何も言わなかった。


俺は少年を羅稟と思い、優しく接していった。


しかし、少年は喋らなかった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫