《MUMEI》

「じゃあ自分の名前を言ってみろ。」


俺は優しく言った。


「分かりません。」


「そうか、お前の名前は羅稟だ。」


「羅稟…。」


「うん。そして俺は羅稟の兄さんだ。」


「兄さん…。」


俺は嬉しくなり、羅稟と俺が一緒に写っている写真を1枚持ってきた。


そして今の羅稟に見せた。

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