貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》

ライブ会場

舞)
(私と同じぐらいの年の女の子だ。気持ちよさそうに歌ってる。いいなー。
この歌の歌詞、私が高校の時に一人で空を見ながら思っていたことと同じだ。
確かあの時、空と夕日と雲のイメージからこんなデザイン描いてたっけ・・。)
あの人・あの曲にはこの直線を強調する服が合う・・・。以外にうまく描けた!
(あの人がこれを着て歌ってくれたら、なんかうれしい気分になれるだろうなー。
そうだ!この人にお願いしてみよう!!)


舞)
はじめまして私、今服飾の勉強をしています、舞っていいます。
茜さんの曲を聴いて、こんなデザインを書いてみたんですけど見てくれますか?
即興で描いたので雑なんですけど・・・。

茜)
エエ?ウワァ、これって舞台衣装?

舞)
はい、学校の課題で服を作るんです。茜さんの曲を聴いてて、なんか私と同じようなことを感じてたのかなって思うとうれしくなって。
そしたら空、夕日、雲そんな情景が浮かんできて、そんな気持ちをデザインしてみたんです。
学校の課題なので提出した後になってしまいますが、こんな服でよかったら次回の時に着て歌ってくれませんか?
(あー、こんな大胆なお願いしちゃって迷惑かな?)

茜)
(それって私の歌をフォークソング部が歌ってくれるのと同じ気持ちなのかも知れない。
大切にしているものを私も大切にしてあげたい。)
ありがとう。私なんかでよかったら喜んで着させてもらいます。

舞)
じゃ、メールで茜さんのサイズと次回出演の日にちを教えてください。ヤッター!
自分が作った服を着て歌っている場面を想像するだけでなんか感動してしまう。うれしー。

前へ |次へ

作品目次へ
無銘の作品を探す
無銘文庫TOPへ