《MUMEI》 子どもたちが帰って来て、お風呂に入っている間、美那子と有紀は浜辺に座って、星を眺めていた。 少し距離をとった所に竜さんと優斗さんがはしゃいでいた。 『はぁ〜・・・』 『どした?ため息なんかついちゃって・・・有紀らしくないよ?』 『竜さんねぇ、彼女居るんだってぇ・・・。告白する前に撃沈だよ〜・・・。』 『えっ・・・。そうなんだ。有紀の気持ちは竜さんに伝えてないんだよね?』 『そりゃぁね。困らせちゃうじゃん。言いたいケド・・・。』 『決心までついてたんだから、当たって砕けろで言ってみたら?』 『・・・そっか。そうだよね!!別に付き合うなんてあり得ないんだしっ。気持ちだけぶつけちゃえばいいんだよね!!』 『そうだよ!!』 ・・・―この時、私は何も考えずに、軽い考えでこんな事を言ってしまった。 前へ |次へ |
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