《MUMEI》

子どもたちが帰って来て、お風呂に入っている間、美那子と有紀は浜辺に座って、星を眺めていた。







少し距離をとった所に竜さんと優斗さんがはしゃいでいた。




『はぁ〜・・・』



『どした?ため息なんかついちゃって・・・有紀らしくないよ?』



『竜さんねぇ、彼女居るんだってぇ・・・。告白する前に撃沈だよ〜・・・。』





『えっ・・・。そうなんだ。有紀の気持ちは竜さんに伝えてないんだよね?』



『そりゃぁね。困らせちゃうじゃん。言いたいケド・・・。』




『決心までついてたんだから、当たって砕けろで言ってみたら?』




『・・・そっか。そうだよね!!別に付き合うなんてあり得ないんだしっ。気持ちだけぶつけちゃえばいいんだよね!!』



『そうだよ!!』




・・・―この時、私は何も考えずに、軽い考えでこんな事を言ってしまった。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫