《MUMEI》

「薄くて冷たくて軽い、氷造れるか、出来れば体中が冷たくなるようにって。」


俺とアキラは、テンアに近づいた。


「テンアちゃん、疲れてない?大丈夫?」


『無理はするな!俺がおんぶしてやる。』


「いや僕が!」


『いや俺がやってやる!本当に大丈夫か?』



「いや大丈夫だ。全然疲れてない。それは冷たいか?」


テンアは、俺の体に指を指しながら言った。

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