《MUMEI》

「分かったから離れろ。」


「はーい!」


勳羅は素直に離れた。


塁羅は本をテーブルの上に置き立ち上がった。


「ねぇ塁羅〜、手を繋ごっ!」


勳羅は手を差し伸べた。


「嫌だ。」


塁羅は、勳羅の手を無視し、歩いていった。


「ったく勳羅のやつ、いちいち子供扱いしやがって!」


塁羅はぶつぶついいながら、食堂に向かった。

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