《MUMEI》

塁羅は耳を押さえながら食堂を出て行った。


「塁羅〜可愛い!」


勳羅からは、ハートが飛び散っていた。


「そうだな。」


ラルンは敬語を使わずに答えた。


ラルンは勳羅と2人だけで話す時だけ敬語を使わない。


「塁羅はデッカくなるぞ〜!だって俺の子供だもん!」


「いやお前の子供じゃない。お前は育て親だ。」


「子供同然!」

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