《MUMEI》

「さて。」


ラルンは立ち上がった。


そしてカートに、塁羅が残した朝ご飯を乗せた。


サラダはテーブルに残っているが、変わりに野菜ジュースを乗せた。


「行ってらっしゃーい。」


勳羅はバターロールを口に入れながらモゴモコ言った。


「あぁ。」


ラルンはカートを押し、塁羅の部屋に向かった。

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