《MUMEI》

すると塁羅の手のひらが、赤紫色に光っていった。


「俺に魔法を使うんですか?」


「そうだ!」


塁羅は勳羅を睨みつけながら言った。


「はいはい、降参しますよ。」


勳羅はテーブルにコーヒーを置き立ち上がった。


「さぁ塁羅の部屋に行きましょ。」


塁羅は何も言わなかった。

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