《MUMEI》

「僕は勳羅とラルン以外の人間とは関わらない。」


「関わりなさい。さぁ行こう。」


勳羅は立ち上がり、塁羅の手を強く握った。


「えっ!」


勳羅はぐいぐいと、塁羅を引っ張って行った。


「嫌だ僕は外に出ない!ラルン!」


「ラルン、これは塁羅のためだ。この子には大切な仲間が必要なんだ。」


ラルンは何も言わなかった。

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