《MUMEI》
ナツカシイバショ
ここは町でただ一つの病院

「懐かし〜な〜、十年ぐらい経ってるな」

懐かしいところ

ちーちゃんとの思い出がたくさん詰まっている

「涼君、こっちだよ」

「・・・・・・こっち」

二人に手を引かれる

「部屋の場所は覚えてるよ」

「涼君がモタモタしてるからだよ」

「・・・・・・早く行こ」

「はいはい、分かりました」

両手に花の状態で部屋に向かった

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