《MUMEI》

―…キーンコーンカーンコーン…―



チャイムの音と一緒に
担任の先生が入ってくる
何か話してるけど
今はそんなのどうでもいい




家を出たときはあった
電車の中でもブレザーごしに感触があったし…

てことはやっぱ
こけた時かー


…そーいや後ろで誰かに待ってって言われたような…
言われてないような…
真後ろにいたバスケ少年たちが
拾ってくれてたのかも








『凜!! 始業式始まっちゃうよ!!
行かなきゃ!!』


なつきに肩を叩かれ
ようやく我にかえる
周りのみんなは席をたち
体育館へと移動し始めている


『あっ!!
…ごめん!!
行こっ!!』


『ケータイならきっと大丈夫だよー
帰りに駅員さんに聞いてみよ!!
誰か届けてくれてるって』



なつきに励まされ
あたしは教室を出た

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