《MUMEI》

「なんで、さん付けなんだ?」


「年上ですから。」


「年齢なんて関係ねぇよ、綺嘉でいいよ。」


「いえ、蓮邊さんで。」


僕は
馴れ馴れしく
してはいけない…。


「出来れば君が良いんだけど。」


綺嘉は顔をアップにして、塁羅に言った。


「分かりました。では蓮邊君で。」


「まぁいいだろう。いつかは綺嘉と呼べよ。」

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