《MUMEI》

塁羅は野菜ジュースを飲みながら飛角紫吾を見た。


『俺のことは飛角紫吾様と呼べ。』


「いえ、飛角さんで。」


「なぁ俺のことは、綺嘉って呼んでいいからな。紫吾って呼んでいいか?」


『飛角紫吾様って呼べ。』


「じゃあ紫吾で決まりだな。」


綺嘉は笑顔で言った。


『なんでそうなる…。』


紫吾は呆れた顔をした。

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