《MUMEI》
表彰台の頂点
西の空が朱色に染まった頃、アクア2時間耐久ロードレースの表彰式が催された。


多くのギャラリーが見つめる表彰台は、手造り感が漂う質素な踏み台だった。



3位の段にはゼッケン3のチーム…(フレディとその相方)


2位にはゼッケン11のチーム(ダイネーゼとその相方)が既に上がっていた。


主催からゼッケン8のナンバーと名前を読み上げられ、オレと岡ヤンは、表彰台の頂きに登った!


すると、ギャラリーの拍手と歓声がシャワーのように降ってきた…


(最ッ高だ!!!)


小っぽけなトロフィーを掲げ、オレは岡ヤンと顔を見合わせて笑った。

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