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《MUMEI》 イキナリ「じゃあ、何から聞こうかな？」 「･･･何も考えてなかったんですか？」 用意されたお茶を口に含む 「あぁ。それじゃあ･･･律と扇、どちらが好きなんだ？」 「ブッ！？」 思わず吹いてしまった 「あれ、どうしたんだい？」 「ゴホッ、ゴホッ･･････いきなりそれですか」 「ああ」 「･･･返答次第では？」 「･･･まあ、その時は･･････ふふふっ」 冷や汗が頬を伝う 「まあ、冗談はこれぐらいにして･･･複雑そうな顔をされても困るな〜」 「･･･純情を弄ばれた気がして」 「確かに弄んだけでさ〜」 できれば否定して欲しかった 「では、本題に入ろうか」 何事もなかったように始められた 前へ |次へ |
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