《MUMEI》 「そうか。なるほど。確かにそうだ。しかし私が一番注目しているのは違う言葉だ。このノートの冒頭部分。君もこれは何度も読み返したんじゃないのかね」 「ロウソクの話ですね。何度も読み、もう暗記してしまいました」 その言葉が合図だった。チカチカする蛍光灯の下、二人の声が重なり、呪文のように、その言葉が紡がれていく。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |