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《MUMEI》 ケータイを見てわかったこと 名前は坂下凜 年は俺より1つ上 今日まじまじと見たけど まあ顔は可愛いほうだったよな 少し茶色がかったまっすぐストレートな髪 健康的な肌色をしてた手足 丸顔にくりっとした目 うん、美人系ではなく 可愛い系だな 『周、何考えてんだよ』 隣から裕也が呆れた顔で話しかけてくる さっき今日の朝の電車での出来事を話したところだ 『お前変なことしてないでさっさと返してやれよ 絶対探しまわってるぞー』 …そう、俺は彼女のケータイをまだ持ったままだ 『だってちょっと仕返ししてーんだもん あの人からかうのおもしろそーだし!!』 俺は笑いながら 裕也の忠告を適当に流す 多分あっちも 俺がケータイ持ってることに そのうち気づくだろ 朝は全然だったみたいだけど 『…惚れたか??』 突然意味不明なことを聞いてくるから 俺は手に持っていたジュースをこぼした 『…なんでそーなんだよ!!?』 『動揺してんじゃん!! マジで!!? 一目惚れ!!?』 裕也が楽しそうにからかってくる バカ言え!! 俺の好みはもっと大人の女だ!! あんなとんちんかんそうな女は 全然好みじゃねえ!! 俺は裕也の腹に軽くエルボを見舞ってやった 『いてーっ!!』 『うっせ!! ば〜かっ!!』 ……… でも…… まあ確かに少しだけ気になってはいるけど べつに好きとかじゃねーし …ただおもしろそーだから 前へ |次へ |
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