《MUMEI》

.






「俺たちは、ドレ…」

「あああぁあ!!!!」


「…ドレ……」


「あぁあぁあああ!!」


「…うるせぇっ!」
「あああっぁでッ!」


突然に立ち上がり、髪をグシャグシャにかき乱し始めたリツの後頭部にハイキックを入れ、ジンは話を続けた

「レスカさんは…」
「“レスカ”っ呼んでください」

「あ。じゃ、レスカは…」

「新米、エヴァードです」

「やっぱり。そうなのか…俺たちも新米の……なら…」




リツは突っ伏して後頭部を擦り、フェニックスは三人の頭上で幾度も環を描いた。







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やあ、また会ったね

私も君達といっしょに

彼らを見守ることが出来て


嬉しいよ



どうやら、新たな出会いが有ったようだ


…やはり彼女、

レスカはエヴァードらしい



リツは未だ
後頭部を押さえて蹲っている




さて…これからどうなることやら


ジンの瞳…



フルアの愛した人間…



リツの…




とにかく、たくさんの謎の答えを探すためにも




引き続き、彼らを見守って欲しい

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