《MUMEI》 だから藤原にも高校時代に何度も言い続けた男と女の友情論を聞かせてやった。 何度もしたことがある話しだ。定型的に話すのだが、いかんせんゲームをしながらというのは初めてのことだったので、低すぎるスコアに落胆しつつ、藤原に上手く伝わったかどうか不安だった。 藤原も俺の話しを聞きつつ漫画をめくる動作は定期的に続けていた。話す俺もいい加減だし、聞く方も聞く方だ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |