《MUMEI》

俺の話しが終わると、暫くゲームの音と、漫画のページをめくる音だけが俺の部屋を満たしていた。

そしてぽつりと藤原は呟いた。

「彼女はどう思っていたんだろうな?」

その質問に対する俺の答はなかった。ゲームの音と漫画をめくる音だけが俺達の沈黙を破る唯一のものだった。

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