《MUMEI》

私は元の世界に帰れないということにとても大きな不安を覚えた。


エゼルはそんな私を見て元気付けようとしたのか、わざと明るい声でこう言った。



「まぁ。そういうことだ!お前には恩があるし……俺が一緒に探してやる。」



その言葉を聞いた私は、『結構優しいんだなぁ…この人。』と思った。



エゼルは杖(?)を出した。そして魔方陣見たいなやつを空に出し、杖を空に向けて混ぜるように一回りさせた。


すると……。



ものすごく大きな鳥が現れた。



「よしっ!コイツに乗れ。」


私は少し戸惑いながらも、鳥の上に乗った。

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