《MUMEI》

「おっしゃる通りです。しかしこれには重要な意図が隠されているように思えます。でなければこんなに膨大な量を書けなかったと思います。やはり私はもう少し残って作業を続けようと思いますが、よろしいでしょうか?」

「ああ構わんよ。では私は先に失礼するとしよう」

彼女は一人黙々と作業を繰り返す。

試行錯誤の上、ようやく完成したのは数日後だった。しかし完成とは名ばかりだ。3つに分けるはずが4つになってしまったのだから。

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