《MUMEI》 「はぁ〜、仕方ない話すか。何が聞きたい?」 「話の内容が知りたい」 「私も」 「・・・・・・同じく」 ・・・・何を話そう? 話すことをまとめるため少し考えてみた 「・・・とりあえず、体調とか発作について聞かれた」 「それだけ?」 琉衣が尋ねてきた 「ああ、それだけだ」 「何だそんだけか」 「・・・何を期待してたんだ?」 「秘密だよ」 あっさり返された 「そういえば、今何時だ?」 「涼君、私たちが来て二十分ぐらい経ったから五時半頃だよ」 「・・・お前たち二人はいつまでいるつもりだ?」 「夕飯を食べるまで」 「・・・・・・許可は取ってきた」 ・・・・なんて図々しい奴らなんだ と少なからず思った 前へ |次へ |
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