《MUMEI》
ユウハン
「いっぱい食べてね」

藍さんがやさしく言っている

「ありがとうございます」

「・・・・・・ありがとうございます」

隣に座っている親父が小声で言ってきた

〔お前いつから女たらしになったんだ?しかも、可愛い娘を二人も一遍に〕

僕は親父の足を踏んづけ、さらにひねった

「!!?」

声を上げたいのを我慢していた

そんな親父に

〔御鏡さんところの娘さんたちだよ〕

と小声で言ってやった

それで納得したみたいだった

「ところで涼哉、学校はどうだった?」

「ん?楽しかったよ。小学校のやつがけっこういたし、大半の先生は知ってたし」

「そうか、ならよかった」

その後、夕飯を食べ終えた御鏡姉妹を送ってくことになり、琉衣と二人で送った

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