《MUMEI》 彼も、俺と同様、彼女に呼び出されたのだ。 「何度も声かけたんだぞ」 「ごめん、祐希。…考え事してて」 「…いいよ、もう」 謝る俺の頭を、彼―屋代 祐希は、ポンポンと軽く叩いた。 祐希は、俺の高校の同級生で、三月生まれだから、まだ24歳。(今は四月) 俺と祐希は、同じサッカー部で、彼は一年の時からレギュラーになるほど、運動神経が良かった。(今も、そうだ) 身長は182p、髪は短く、色は、黒。染めた事も無いいし、本人は興味も無いと言う。 顔は、整っている方だと思う。(実際、高校時代もてていた) いかにも元スポーツマンといった爽やかな彼は、当時ほどがっしりはしていないが、引き締まった身体をしていた。 ちなみに、俺―仲村 慎は、五月生まれだから、24歳。 身長169p。…中三で止まってしまった、中途半端な数字がコンプレックスでもある。 運動神経は普通だ(と思いたい)が、サッカー部では、中高通して六年間、ずっと補欠だった。 髪は、祐希よりは長いが、ロン毛ではない。 色は、一時期茶色だったが、今は黒。 顔は童顔で、…やや女顔だと言われる。(これもコンプレックス) いくら食べても肉にならないらしく、細い、貧弱な身体をしていた。 前へ |次へ |
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