《MUMEI》

毎日が楽しかった
初めての彼氏ができて
いつもウキウキしてた



でもそんな生活は長くは続かなかった







『凜…
ちょっと話が…』


バレンタインが終わったころ
あたしはクラスの友達から
信じられない話を聞いた



あたしは和也を信じたかったけど
友達も信じたかった



だから思い切って
和也に聞いてみた



『ねー和也』


『うん?? 何??』


『和也さあー…浮気なんてしてないよね??』


『はっ!? 何言ってんの??
するわけないじゃん!!』



そう言って笑う和也をあたしが信じないわけがなかった


『何言われたのかわかんないけど
俺が好きなのは凜だけだよ…』


そう言って頭をなでる和也
何もかも信じれると思ったの
和也がそうだと言えば
きっとそうなんだ
友達が言ってたのもきっと何かの見間違い


あたしはそう信じてた








ほんとのことを知るのは
その2日後だった










学校が懇談のために早くに終わったあたしは
デートの約束はしてなかったが
驚かそうと思って
和也の学校まで行くことにした


(校門のとこで待ち伏せしよーっと♪)


行ってみると
ちょうど学校が終わったころだった
中からぞくぞくと生徒たちが出てきた


奥に和也が見える


どこにいても
誰よりも1番に見つけることができる







『かず…――』







名前を呼ぼうとしたけど
途中でやめた




和也の両腕には
あたしとは違った感じの
派手な女の子がいる


周りにはパッと見ただけだけど
10人くらいは派手な男女がいたように思う



あたしはすぐに近くに隠れた



大声で笑いながら
校門を出る和也


話し声が聞こえてきた


『和也ー!!
今日は彼女いいのー??』


ドキッとする


『彼女〜!!?
…どの彼女だよー!!?』


『うーわっ!!
こいつほんと最低だよー!!』


『何人女引っ掛けてんだよー!!
俺にも分けてくれー!』









声が遠のいていく
言葉が出てこない
涙はこんなに出てくるのに

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