《MUMEI》

「綺嘉君、言ったでしょ、血を吸ってはいけないって。」


「だって塁羅の血、美味しそうだったから。」


綺嘉は笑顔で言った。



塁羅はまた血を吸われるんじゃないかと、寒気を感じた。


「まったく!それよりゾンビ退治の仕事に、これから行ってもらいます。」


「えっ!これから。」


塁羅は勳羅を見た。


「うん。」


勳羅は優しく答えた。

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