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《MUMEI》 今日も手を振りながら電車降りた しばらく彼女が乗った電車を見送る ちょっとは相談に乗れたかな?? あんまりうまいこと言えなかったけど… …ん?? そこまで考えて俺は今日の電車の中でのやりとりを思い出した …なんか俺、相談のっちゃってた?? 『…あれ??』 首をかしげ独り言をつぶやく …… いやいやいやいや!!! 違うだろ、俺!!! なぜ相談にのっている!!? 今日も昨日のようなミステリアスなかっこいい男キャラでからかうつもりだったのに!! なに『大丈夫だって!!』とか『頑張って!!』とか 優しく言ってんだよ、おい!! 『…意味わかんねー!!』 『いや、意味わかんねーのお前だし その動きとかお前マジ不審者』 振り返ると裕也がいた 『…あれ?? 俺、今声出てた??』 『出てた あと変な動きしてた 正直すげー気持ち悪かった』 声にも出してたくせに 焦りに焦って動作まで加わっていたらしい 確かにそりゃきもい 『どーせあの人のことだろ、坂下さん?だっけか??』 俺はふてくされながら頷く 『なんか…相談乗っちまった…』 『へ〜、ずいぶん優しいじゃん 全然話したことない人に対して』 意外だというふうに裕也が言う 『やめろよ〜 俺だってべつにそんなふうにするつもりじゃなかったんだからよー』 『ふーん…じゃあなんでそんなふうにしたんだよ??』 しばらく考えて でもそれでもやっぱりわからなさそうに周は言う 『…わかんね ただ…なんかほっとけなかった』 上の空の周を見て裕也は (おいおい…こりゃマジだよ、こいつ) と口には出さないが思った 前へ |次へ |
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