《MUMEI》

二回目に、慎から『高山志穂』の名前が出たのは、俺の誕生日の翌日。


家に戻った俺の携帯に、慎から電話がかかってきた。

ホテルで高山にすれ違った事と、高山にメールで呼び出された事を聞いた俺は、俺と慎の休みが合う日に、高山と会うようにメールするよう慎に伝えた。


俺は、専門学校で二年間勉強して、介護福祉士の資格をとった。


そして、卒業後は、慎の職場から、車で30分ほど行ったところにある、老人介護施設に勤めている。


慎はカレンダー通りの休みだが、俺はカレンダーとは関係ないシフト休みなので、二人で会うときは、慎が俺に合わせてくれていた。

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