《MUMEI》 誓い(祐希視点)(あの女!) 慎から話を聞いた俺は、連絡先を聞き出し、すぐに電話をかけた。 『はい?もしもし…』 「俺だ!」 一瞬間を、おいて… 『あぁ、屋代君?』 「馴れ馴れしく呼ぶな!」 俺は、慎からの話を早口で話した。 『それが、何?』 「とぼけんな!お前に都合いい偶然が、こんなに重なるわけないだろ!今度は何考えてんだ!」 俺が怒鳴ると、女はため息をついた。 『…二人で会って話をしましょうか?』 「のぞむところだ!」 (慎は俺が守る!) 俺は、電話を切ると、慎にメールを打った。 待ち合わせ時間は、あの女とが16時だから、一時間後の17時にした。 一時間で、話をつけるつもりだった。 前へ |次へ |
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