《MUMEI》
和解?
「さて、行くか」
「は?どこに?」

俺は、俺の肩を抱き、歩き出す祐希に、戸惑いながらきく。

何故か、後ろから、高山も付いてくる。


?


「三人でカラオケだろ?あ、その前に飯か」

(?!)


驚きすぎて、言葉も出ない。


祐希が、足を止める。

自然と、俺と、高山の足も止まる。

「あんた、好き嫌いは?」
「特に無いですけど」

「よし!」


振り返って高山に確認をとると、祐希が歩き出した。

「ちょっと待て!」


俺は肩に置かれた腕を振り払った。

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