《MUMEI》
ルイノトモダチ
「おっはよ〜琉衣!」

ドーンと琉衣の背中を押した

僕は転びそうになった琉衣を支える

「痛いよ、羽咲(はさき)」

涙目で訴える琉衣

「いやー、ごめんごめん」

まるで反省の色がない

「ところでこっちの兄さんは誰だい?仲良く話してたけど」

涼哉に顔を向ける

「羽咲、私のお兄ちゃんだよ」

「涼哉です、初めまして」

「え〜っと、まじ?ドッキリじゃないよね?」

「私が嘘ついたことあった?」

「ないけどさ〜」

その割に納得したみたいだった

「は〜、じゃあ、自己紹介しますか。オレっちの名前は四元羽咲(よつもと)。よろしく!」

「ああ、こちらこそ」

そんな自己紹介が終わって一緒に登校した

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