《MUMEI》 嫌がらせ(祐希視点)帰ると思った。 俺は、わざと行きつけの店の中でも、女が嫌いそうな店を選んだ。 せまいくて、汚いラーメン屋。 女が嫌う、高カロリーのチャーシューメンが、最高にうまい店。 だが― 慎が、心配そうに俺に話しかけてきた時― 女はケロッとして席についた。 女が席を立った時、思わず、舌打ちしてしまった。 それから、女は俺達と同じチャーシューメンを頼み、幸せそうに食べていた。 ―本当に、変な女だ。 前へ |次へ |
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