《MUMEI》

ボーリングでは、女だからとハンデを付けたら、そのせいで負けて、悔しい思いをした。


遊園地に行くと、女は常に俺達を優先させ、自分は一歩引いたような態度をとった。


関係を知られているせいか、他の連中といる時はより、慎が甘えてきて、俺は嬉しかった。


(悪くないな)


女を友達とはとても思えないし、油断はできないが…

俺達の仲を理解しているやつがいる。


それは、少し嬉しかった。

慎が嫌がるから、黙っているが、俺は慎が恋人なんだと、世界中に叫んでもいいくらいだから。

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