《MUMEI》

「悪かったな」
「何が?」
「いや、知らなくて…」


ファミレスの前で、俺は高山に居酒屋での発言を謝罪したが、高山は…


「気にしないで」


と笑った。


(まただ…)


いつも同じ笑顔。


(それに…)


俺には、ある疑問が浮かんだ。


しかし、落ち込む慎には言えなかった。


慎が心配だったが、帰ると言うので、引き留めなかった。

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