《MUMEI》

慎は、俺の言葉にすごく驚いていた。


でも、俺は、慎の言葉にもっと驚いた。


「高山、離婚してるんだ」
「は?!」


(…離婚て事は…)


その前には、結婚がある。

相手に触れない結婚生活など…ありえない。


俺達は、その結婚生活に、何か問題があったのでは無いかと考えた。


しかし、さすがに本人にきく気にはなれなかった。


…理由を知らなくても、三人の関係は変わらないだろうし。


正直、重い内容だろうから、知りたくなかった。


―しかし。


そんな俺の願いも虚しく、俺達は、高山の過去を知ってしまう事になる。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫