《MUMEI》
いつも通り
―お盆を過ぎた頃。


『久しぶり』というタイトルのメールが、高山から届いていた。


俺が、恐る恐る開くと…


『まだまだ忙しいけど、ストレスかなりたまってます!
三人でカラオケ行きたいよ〜!

都合いい日教えてね』


明るいメールに、俺は安心した。


(良かった)


いつもの、高山だ。


俺は、すぐに返信した。


『いいよ。
俺も行きたかったとこだし。

祐希の都合きいて、またメールする』


それから、俺は祐希に連絡をとった。


祐希も、高山が普通な事に、安心しているみたいだった。

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