《MUMEI》
アクマガ……
屋上に行くと二人プラス一人がいた

「涼君、遅かったね」

「……涼兄、遅い」

「遅かったですね」

二人は律と扇だが、もう一人はジェニファーだった

すごく馴染んでいた

「…何でここにいるんだ、ジェニファー?」

「いては悪いですか?二人にアメリカでの涼哉の様子を話していたのですが」

‥‥どうやって僕の知り合いだと分かった?

にっこりと笑みを作られたが、寒気しかしなかった

「…どこまで話したんだ?」

「学校での様子と家での様子だけですよ」

‥‥これは確実に脅している

と思ったので、脱兎の勢いで逃げようと回れ右をした

しかし、現実は甘くなかった

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫