《MUMEI》 アクマガ……屋上に行くと二人プラス一人がいた 「涼君、遅かったね」 「……涼兄、遅い」 「遅かったですね」 二人は律と扇だが、もう一人はジェニファーだった すごく馴染んでいた 「…何でここにいるんだ、ジェニファー?」 「いては悪いですか?二人にアメリカでの涼哉の様子を話していたのですが」 ‥‥どうやって僕の知り合いだと分かった? にっこりと笑みを作られたが、寒気しかしなかった 「…どこまで話したんだ?」 「学校での様子と家での様子だけですよ」 ‥‥これは確実に脅している と思ったので、脱兎の勢いで逃げようと回れ右をした しかし、現実は甘くなかった 前へ |次へ |
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