《MUMEI》

「ん…」
「きっと、何か急用入ったんだよ。
罰として、次回は奢らせようぜ」


俺達は、その場を離れた。

当然、カラオケなんて行く気分じゃないから、そのまま祐希のアパートに行った。


祐希は、ただ俺を優しく抱き締めるだけだった。


俺は、その温もりに包まれて、眠った。


その日。


結局、高山から連絡は来なかった…

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