《MUMEI》
カンケイ
教室に着くとザワついていた

何でか知らないがみんな僕の方を見ているような気がする

「何がどうしたの?」

とりあえず、真樹に聞いてみた

「大したことじゃないけど、転校生を呼び捨てにしてたよね?」

「うん」

「面識があるみたいだから、知り合いかな?ってみんなで話してたところ」

「ああ、そういうことか」

納得した

「アメリカにいるとき、家が隣どうしだったんだ。早い話幼馴染みだよ」

「そうだったんだ」

「そうだよ。さて、この話はもうおしまい。帰ろう」

「うん」

下駄箱まで行った

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