《MUMEI》

私の人。


アキトモさん。

愛してると言ってくれたじゃない。
結婚してくれるって言ってくれた。



どうして私を裏切ったの?
シャワーを浴びてご飯を食べて違う匂いを着けて帰ってこないで。






「……浮気しているんでしょう。」

と、問い質せば

「していない」

と、必ず笑ったわ。

信じてたのに!信じてたのに!


私の何処がいけないのかも言ってくれない。

もう、私を見ていないのね。いいえ最初からどうだってよかったのだわ。

刃物を離したとき私を愛していなかったことも気がついてしまった。


誰かを追い掛けていることにも。

アキトモさん、誰を愛したの?
私を傷付けて楽しい?
今度は私が傷付ける番ね。


あの背中を切り裂いてあげる。

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