《MUMEI》
ココハ…?
――――――――。


目が冷めると俺は知らない場所に横たわっていた。


さっきのは夢だったらしい。


それにしても,不思議な夢だった。。。


「ふぁああああ。」


大きなあくびを一つし…


「ふぁああああ。」


いや,二つだった。


起きてみると一面,白くて,ふぁふゎしたものにおおわれていた。


…。


まさに


『ココハ,ドコ?』だ。


そういえば…


自分の名前が思い出せないッ!


ヤバイ,記憶喪失ッ!


なんて言ってる余裕はない。


それと…


ここに来る前の記憶もない。


まさに記憶喪失だ。


「プッ」


記憶喪失の人が,


『自分は記憶喪失だあ』


なんて言ってるところを見た事が無い。


自分はまさに,はたから見たら,その状態だ。


そう思っただけで思わず吹き出してしまった。


でも,これはマヂでヤバイ。


このさき、どうする?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫