《MUMEI》
チャバン?
「お、涼哉がお出迎えか。珍しぶっ」

藍さんの目の前で、呑気なことを言っている親父をひっぱたいた

「何するんだ、涼哉!お父さんはそんなふうに育てぶっ」

「黙れ!くそ親父」

自分でもびっくりするぐらい低い声が出た

「今頃反抗期なのか?」

「反抗期じゃねえよ。何でこうなったのか胸に手を当ててみろ」

「こうか?」

今まで傍観していた藍さんの胸を触った

「きゃっ!和基さんのエッチ」

「いや〜、この手触りがなんともいいですな〜」

すっぱ〜〜〜ん

玄関にある自分の靴で後頭部を思いっきり叩いた

「そんなことやってないで、さっさと家に入れ!話はそれからだ」

悶絶している親父に向かって言った

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