《MUMEI》

塁羅は歩くのを止め、右手で頭を触った。



僕を
撫でないでくれ…


だって
思い出してしまうから


僕は自ら心を
閉ざすんだ


そうしなければ
みんなが
不幸になるから…




塁羅は更に歩き出した。



そして勳羅の部屋の前の所まで来た。

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