《MUMEI》
ナマエハ?
「・・・何から話したらいいかな」

「まず、名前を教えろ」

即答で答えた

「それもそうだな、名前は六道凜月(りくどうりんげつ)。小さいとき、お前が通っていた道場の娘さんだ」

「それって六道流の道場だよな?」

懐かしいところだと思った

「そうだ」

「・・・繋がりは一応あったんだな。じゃあ、次はどうして婚約者にしたか話してもらおう」

「それはな・・・・・・」

続いた言葉に僕はびっくりした

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